拓南製鐵では、環境負担軽減のため環境対策活動に取り組んでおります。
環境方針
弊社にて制定した環境方針に基づき、以下のような取り組みを実施しています。
- 当社は鉄資源の
リサイクルを通して
沖縄の発展に貢献します。 -
ISO14001 に基づいた
環境マネジメントシステムを
運用し、継続的改善に努めます。 -
適切な資源・エネルギー使用に
努め、自然環境の保全と
汚染の予防を図ります。 -
環境に関わる法令・規制・協定
及び ISO14001 が定める
要求事項を遵守します。 -
環境方針を達成するために、
環境目標を設定し、
実行します。
環境設備
環境負担軽減のため、様々な付帯設備があります。
集塵設備
工場内で排出される粉塵などは、
大型の集塵装置で吸引されていきます。
その後、大気に排出されないよう
造粒設備にて粒状にされ回収しております。
水処理設備
工業用水を用いて工場内で使用し、圧延した際のスケールなどを水処理施設内で除去します。
自然沈降、ろ過、凝集など様々な工程を経て排水をクリーンにしています。
加熱炉設備
鋳片を約1,000℃まで再加熱する設備で、以下のような環境に配慮した取り組みが行われております。
LNG
圧延工程では、加熱炉設備にて鋳片を再加熱します。
その燃料として LNG(液化天然ガス)を用いています。
特徴:環境負荷が小さい
《SOx・煤塵》発生ゼロ
《CO2・NOx・産業廃棄物》発生減少
リジェネレイティブバーナー
リジェネレイティブバーナー(以下リジェネ)とは、高温状態の排ガスを熱回収し、
その熱に投入エアを介すことでエアを昇温させる廃熱回収システムを組み込んだ工業炉バーナーの事です。
弊社では、鋼片加熱炉のバーナーにて用いられています。
リジェネは2個1組となり、エア供給と排気を交互に行います。
電気炉スラグ
鉄スクラップを溶かして粗鋼を生産する際に副産物として発生する電気炉スラグを加工し、
土木資材としてリサイクルしています。
沖縄県リサイクル資材評価認定制度(通称:ゆいくる材)にも認定されており、
環境性・安全性も高い為、路盤材や砕砂として土木建築現場で活用されています。
RPF
グループ企業である拓南商事にて、廃自動車をシュレッダーで破砕した際に発生する金属以外のプラスチックやゴムなどの部分(シュレッダーダスト)を、再資源化施設にて再度粉砕と金属の回収を行い、残ったダストを固化して製造されたものになります。
拓南商事にて製造されたRPFは、電気炉にて加炭材としてリサイクルされています。
臭気対策
製鋼工程での鉄スクラップ溶解時の非鉄類の燃焼に伴う臭いを抑えるため消臭剤を噴霧しています。